都知事からの自粛要請会見を受けて、当店も今週末から自粛休業をすることにしました。
小さな店舗で普段からお客様も大した人数はお見えになりません。 心配するだけ無駄か
もしれませんが、自分一人だけで店番をしているわけではなく、アルバイトさんや年老い
た両親にも店番をさせているので、万が一のことがあってはならないという気持ちが強く
なりました。
しかしながら、当店のように小さい家族経営の店なら自粛休業に応ずることも出来ます
が、従業員を抱え、高い家賃を支払い、幼い子供がいる古本屋仲間もおります。 自粛休
業したくても補償がなくては出来ない状況です。 補償無し・隙間だらけの門を閉ざした
ところで新型コロナの猛威がすぐに収まるとは到底思えません。
一年後、運良くコロナが収まり、オリンピックも開催、各地の名所ではまたきれいな桜が
咲き誇ります。 でもあなたが花見の際に訪れたおしゃれなカフェや、大好きな雑貨屋さ
ん、大切な思い出の場所は残っているのでしょうか。
古本屋はかなりしぶといので大丈夫だと思いますが、それでも仲間が元気に続けられるか
どうかが本当に心配です。
いま皆様にお願いしたいことは、大好きなお店を残すために一刻も早く休業補償を必要と
している人・店・企業に必要なだけ給付するよう政府に対して声を上げて欲しいのです。
全ての事業者に一律に5万円だ、いや20万円だと決めてもらうのは無駄だと思います。
我慢出来る者は今は我慢すればいい、後のことは頭の良い人にお任せすればいいと思いま
す。
どうかご協力よろしくお願いいたします。
2020/03/28